そういえば、春だっけ。

昔から春はなんとなく苦手だった。使い古された言葉だけど「出会いと別れの季節」…そう、人の異動や環境の変化みたいなのが一時にどっと繰り出される感じに自分の気持ちがついていかない、というか…。学校や企業のような大きな団体に所属していた時代に比べれば、異動も転勤もないから幾分マシではあるものの、やはり春はどこかしらせつない。
性格的に楽観的か悲観的か?と言えばおそらく前者なんだけど、この時季はどうもそうでない部分がむくむくと膨れてココロを占める比率が上がり気味になる。

このまま日記を終えて「なんて後ろ向きな!」とネガティブイメージを持たれてしまうのは本意ではないので…。蛇足なハナシを付け加えておこうっと。

昔、高校受験の時に進路を私立一本に決めた私。志望校の受験当日、筆記を終えて面接の順番が回ってきた。入室してすぐに試験官から「原さん、今日の試験はどうでしたか?」と訊かれた。
おそらく皆は「解ける問題から順番に解きました」とか「落ち着いてのぞみました」みたいな解答だったと思うけれど、当時の私は満面の笑みで「はい!思いっきりできました!」と答えた。試験官が「あぁ、それはよかったですね。これからこの学校に通うことになったら、よろしくお願いしますね」と続けたので、調子にのった私は「はい!任せてください!」とハキハキ答えて帰ってきた。*1
帰宅し、そのやり取りを意気揚々と報告する私を見た母の呆れ顔。思い出すと笑わずにいられない「鳩が豆鉄砲をくらう」見本みたいな顔だった。(今となっては自分でも「よくもまぁ…」と思うけれど。w)
幸いにも志望校には無事合格し、恥ずかしくない程度の結果*2は残すことができた。

基本的にはポジティブな思考がポジティブな結果を呼ぶと思ってる。
今そのスパイラルのとっかかりみたいなのを見失っているのかもしれない。模索しながら過ごすことにしよう。

*1:これはポジティブというよりは、ただのバカではないか?と思わないでもないが、考えないことにする。

*2:入試一位の人は入学式の新入生挨拶だった。私はその後の先輩たちとの対面式とかいう式の挨拶をした。