当たり前が当たり前になる前のこと。

マスナガさんの「頭ん中」より。

ユーザーからのお問い合わせメールでハッとさせられたこと

概要は、氏が運営しているサイトに寄せられた問い合わせ*1から気づいたことについて、だ。
似たようなことは身近でもわりと多かったりする。
私も学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた頃、問題が解けない生徒に「どこがわからない?」と訊いたら「わからないところがわからない!」と言われてハッとしたことがあった。私は「どうして解けないんだろう?」ばかり考えていて「どこがわからないんだろう?」を考えてあげてなかった。つまり、生徒と同じ目線で考えてあげられていなかった…ということ。
働くようになってからも、自分が先輩になると「できて当たり前」「教えるより自分がやったほうが早いよなぁ…」と自分の都合ばかり優先させてしまい、かつて自分が同じ立場だった時期を忘れてしまったことが多かった気がする。
ともすれば自分が理解できる(既知の)ことは相手もまた理解して然り…と思い込んだり、申し訳ないけれど相手に理解してもらう努力をする前に見下してしまったこともある。今になって「思いやりのない言動だったなぁ」と思う。

慣れてない人がどんなことで悩むかというのは
可能な限り想定をしてはみるものの
やっぱり思い至らないことがあるので、
こういうお問い合わせは本当にありがたい。

氏の素直な言葉に「かくあるべき」と思う。

わからないんじゃなくて、忘れてるだけですね。
また忘れてはいけないので書いときました。

私もこうして書きとめておこうと思う。

*1:おそらく初心者かあまり詳しくない人からだろう