チョコレート祭りが終わった。

komoko_iさんの「要は、勇気が出せなかった女の子。」を読んで。


私はバレンタインに頑張る女の子をとても応援したいと思っている。私にとってはもう「近隣の男性(ダンナの人や日ごろお世話になっている男性)へのプチ感謝の日」になっているけれど。
バレンタイン…かつてはウレシハズカシのイベントだった。かつては、ね。
男性は「菓子会社の陰謀(商戦)だ」とか言いながらも、少なからずこの日を意識する。そして、望ましくない結果(少ない・もらえないor期待していた人からもらえない)だった時にあーだこーだと嘆くけど、傷心なのは男性だけじゃない。むしろ報われなかった時の痛手が大きいのは女性のほうじゃないかと思う。

  1. 頑張ったけど、渡せなかった。
  2. 渡そうとしたら、断られた。
  3. 渡したけど、いい返事がもらえなかった。
  4. 渡したら否定的な言葉(「まずい」「迷惑」など)が返ってきた。

1.の「渡せなかった」は氏の日記(リンク先)をご覧あれ。女の子だって大変なんだ!というのが本当に可愛らしく書かれている。
2.と3.は、ある意味仕方のないことかもしれない。自分が気のない相手に対してハンパな期待をもたせるよりもキッパリと意思表示してくれるのだから潔いと思うし(その時は傷つくかもしれないけど)結果はどうあれ「イイ男に惚れた」と思っていいと思う。3.は覚悟して渡す以上、受け止めなければいけない結果でもあるし。
4.は、少なからずトラウマになる。告白に対する○か×かの返事以前の問題だ。たとえ義理チョコだとしても、本当に嫌いな人*1にはチョコレートを渡さない。つまり「相手のよろこぶ顔」を思い浮かべながらチョコを選んだり作ったりするんだけど、それ自体を否定されるのだから。
私も哀しいかな、そういう経験をしたことがある。その時は「もうチョコレートは買うまい」と思った。チョコレートに託そうとした気持ちの無意味さを痛感した。これが手作りだったら二度と作らないだろう。「私、何やってんだろう…」という気持ちだけが残った。
1月の半ばを過ぎデパートやモールの特設会場が出来る頃、その横を通りがかる時はいつも思い出す。
「あれ、おいしくなかった」という言葉を。

*1:職場や上司などやむをえずお中元やお歳暮的に渡すことは残念ながらある