結婚の経緯について思うこと。

今日は友人の結婚式があった。
私も挙式から披露宴まで出席させてもらった。


帰り道に披露宴についてふと思ったこと*1を。
たいていどの披露宴でも、新郎と新婦のプロフィールと2人の馴れ初めが紹介される。招待客は新郎新婦と同じ職場や学校でなければ片方のことしか知らないわけで、プロフィールの紹介はあったほうがいいし、聞いてみるとそれぞれに面白い。


ところが、2人の馴れ初めはかなりの割合で加筆修正され「作られた」ものだ。*2
コンパやオフ会で出会えば(体よく)「ご友人の紹介」にされ、これがwebを介しての出会いとなるとさらに忌み嫌われて伏せられてしまう。どうしてそんなに隠す必要があるんだろう?
結婚のために前向きに動くことを開けっぴろげに「婚活」といい、「できちゃった婚」と呼ばれていたそれは「さずかり婚(おめでた婚)」「ダブルハッピー」などと呼ばれる昨今、いろんな出会いがあったっておかしくないし、本当のことを話したって差し支えないと思う。大切なのは「どうやって出会ったか?」ではなくて、結婚に至るまでの2人の想いや時間、「これからどう生きていきたいのか?」なんだから、そこに注目してあげたらいいんだと思う。
webのコミュニケーションツールやSNSは事件性が高いとか、いかがわしい出会いだけを助長するものではないことを胸を張って言ったってかまわないんじゃないか?と。


慶びごとなんだもの、嘘もケチもつかなくていい。
私はそう思う。


【追記】
親類縁者や招待客の反対や顰蹙を覚悟してまで正直に出会った経緯を語れ!と言いたいわけじゃないんです。いままでタブー視されてきた色々なこと(あえて例は挙げずにおく)がどんどん「時代の流れ」とか「考え方がかわって」という理由で市民権を得ているなか、なぜ「webを介する出会い」ばかりこんなに忌み嫌われているの?もっと市民権を得たっていいんじゃない?というのが一番の疑問でした。
宴の雰囲気を壊し皆がドン引きすることを推しているわけではありません。
蛇足ですが念のため。

*1:今日の宴のことではない

*2:少なくとも私の出席した披露宴はそうだった。そうでない場合もあるだろうが。