言葉はどこまで厳密じゃないとダメですか?

フキゲン。些細なことながらフキゲンだ。
先日、映画の前売券を買いに映画館のグッズショップ*1に行った。
「先着で特製ポストカードプレゼント!」という特典に釣られたのが理由の半分だったから「前売券ください!」と言った後で「オマケのハガキ、まだありますか?」と訊いた。
アルバイトらしき店員さんは怪訝な顔でこちらを一瞥して
「ポ ス ト カ ー ド、ですよねぇ?」と聞き返した。
ポストカードのこと、ハガキって言っちゃダメなのかな?100歩譲ってハガキという表現が不適切だとしても、お客様に対して「特典の特製ポストカード、おつけしますよ!」くらいの受け答えをしてくれたら腹も立たなかったと思う。


さっき、某通販会社からアウトバウンド*2の電話があった。
用件は「交通事故の保険のご紹介」だった。
私は自分のクルマを持っていて、任意の自動車保険(運転中以外の事故もある程度カバーされてる)に加入しているので「クルマの保険に入っているので結構です」と断ろうとした。
するとコールセンターの人が「クルマの保険じゃありません。交通事故の保険です」と否定された。
「不要」というために、私が加入してる保険を事細かに説明しなきゃ納得してもらえないのか?その前に「お客様の加入されている保険は、運転中や乗車中の事故以外もサポートされているタイプでしょうか?」くらい聞いても悪くないだろう?


マニュアルで学んだ正しい受け答え(つまり教えられたことの鸚鵡返し)だけではキチンとした仕事は出来ない、ということに気づくあたりから一人前になるんじゃないかと思う。

*1:その映画館はチケット売り場は当日券の扱いだけで、前売券はグッズコーナーで販売していた

*2:コールセンターやサポートセンターから発信する業務のこと。いわゆるセールス電話もコレの一種