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<嘘はつき始めたら止まらない>
【ソウル堀山明子】韓国の胚(はい)性幹細胞(ES細胞) 研究論文ねつ造事件で、ソウル大の黄禹錫(ファンウソク) 教授は12日、ソウル市内で会見し、「ヒトクローン胚からの ES細胞を作ったが、その細胞は研究途中ですり替えられた」 などと主張して、ES細胞は一つも存在しないと断定した 同大調査委の最終報告に反論した。 教授の主張によると、共同研究機関として培養を担当した ミズメディ病院所属の研究員(当時)が、クローン胚から できたES細胞を、受精卵から作られたものにすり替えた。 論文にはすり替えられた細胞のデータが掲載された。 教授は論文ねつ造の結果に対し「第1執筆者として責任を取る」 と語った。 一方、会見の冒頭で、難病患者の治療に期待をかけた国民を 失望させた点について謝罪し「許しを請いたい」と述べた。 黄教授のねつ造事件を調査していたソウル大調査委は10日、 「世界で初めてヒトクローン胚ES細胞作成に成功した」と した米科学誌サイエンスに04年2月掲載の論文と、「ヒト クローン胚ES細胞を効率的に作成した」とした05年5月の 同誌論文は2本ともねつ造だったと断定している。
嘘を嘘ではないと言いはる為に、また新たな嘘をつく。
自分の地位や名声のために、どこまで恥知らずなのか。
彼は社会的信用を失うだけだが、研究成果が医療に活かされ
難病の治療に光が射すことを期待していた人たちの失意落胆を
考えると、言葉をうしなう。