mixiとTwitter

きしださんのMixiを使わなくなるシナリオを読んで。


twitterをやってる(ハマってる)人の変遷としては非常に的確だと思う。
私の周囲の人たちのmixi離れも著しい。mixiで日記の更新がなくても
twitterでは存在を日々確認することが出来たりする。
でも、mixiの衰退がすべてこのパターン(twitterがらみ)か?といえば、
私は「それは違うんじゃないかなぁ?」と思うのだ。


私の周囲の人たちは、大まかにこんな感じでカテゴライズされる。
主な年齢層としては20代半ば〜30代。

  1. PCやネットを仕事で使っている人(プログラム・開発系など)
  2. PCやネットを仕事で使っている人(事務系)←私はコレ
  3. 家庭で(趣味の範囲で)ネットをしている人(非事務系・主婦層)
  4. その他(学生、フリーターなど)←私の周囲ではごく少数

1は圧倒的に男性が多い。3は言うまでもなく女性比率が非常に高い。
mixi(マイミク)には1〜3がまんべんなくいるけど、twitterに関しては
1の人が圧倒的で、2が若干、3に至ってはほとんどいない。


mixiに飽きた→twitter楽しい」という経緯をたどっているのは、
主に1と2の人たちであって、3はtwitterには積極的ではない*1し、
これからも大きな民族大移動(twitterへの移行)はないと思う。
そして、3のユーザー層はmixiに非常に多いということ。


氏は、10代〜20代の若年(学生)層に着目し数年後のmixi離れを
予想しているけれど、流行を引っ張っていく世代が必ずしもmixi
中心にはなっていないと思う。むしろひと波もふた波も遅れて
「ねぇ、mixi知ってる?」とか今さら「私も始めたの!」という
人たちが意外に多いことや、主婦が求めているのはリアルタイムの
コミュニケーションではない。

  • HTMLとかCSSわからなくても日記を書いたり写真を載せられる。
  • 趣味や育児など、自分が知りたいことをそのコミュニティで質問すれば、ピンポイントで回答が得られる。*2
  • blog(のリンク)やブックマーク、アンテナ、RSSリーダーなどで捕捉しなくても*3友人の更新した日記が手軽に読める。
  • 友だち(旧友)と連絡を取れる(携帯メールほど瞬時でなくていい)

いわばmixiはネットに不案内な人たちにとっては魔法の箱のような
ものではないかな?とすら思うのである。


だから、twitterユーザーがこれから爆発的に増えたとしても、
それに比例してmixiが寂れるわけではない、と思う。

*1:何人かを誘ってみたけど「よくわかんない」「面倒くさい」と否定的だった

*2:ネットを便利に使いこなせなくても知りたい情報を手軽に得られる

*3:アンテナやRSSリーダーすら知らない人もいる