確かにうまい

納得!飲んだ後のラーメンが美味しい理由

記事を読んで、久々に食べたいなぁ…と思った。
最近は「帰りに寄り道して(ラーメン)一杯」にとんとご無沙汰だ。
帰りにそういった寄り道をするような呑み方をしなくなったせいか。
たまには、こういうのも悪くないかも。

だんだんと冬の匂いがしてきたこの頃、会社帰りにちょっと1杯体をあっために…なんて人も多いのではないだろうか。1杯のつもりが、ついつい1時間・2時間と過ぎ、そろそろ店を出ようとするとき、なぜか気になってしまうのが、道行く途中のラーメン屋の暖簾。
そのまわりには美味しそうな濃厚で芳醇な香りが漂い、なんだか無償にラーメンが食べたくなっている。早く帰らなくちゃいけないし、こんな深い時間に高カロリーのラーメンなんて食べてしまったら、お腹の脂肪がどんなことになるのか解っているのに、気が付いたらもう店の中。カウンターに座って熱心にメニューを選ぶ自分がいる。肌寒いこの季節、こんな経験をした人も多いのではないだろうか。
 オリコンが調べた「飲んだ後に食べたいラーメンの味」1位は王道の「しょうゆ」
「飲んだ後は、あっさりタイプの昔ながらのしょうゆラーメンに限る。」(35歳男性)「一番シンプルなものを食べたくなる。」(41歳男性)「スープをのみほせる。」(28歳女性)と、飲んだ後は、さっぱりとした醤油で締めたいという意見が多かった。
2位は、若者を中心にに人気の高い「とんこつ」
「他は食べた後に満足感が無い。」(23歳女性)「飲み会のあとは食べた気がしないので、パンチの効いたものを食べたい。」(29歳男性)など、しょうゆ派とは逆に、こってりとした味で満足感を得たいという意見が多かった。
 日本人は、本当にラーメンが大好きな民族だが、お酒を飲んだ後のラーメンは、格別においしい。しかし、なぜお酒を飲むとラーメンを食べたくなるのだろうか?飲みに行くときはお酒だけではなく、大抵は何か料理も一緒に頼んでいるはずだ。しかも、居酒屋などで出てくる料理は揚げ物などを中心にボリュームのある高カロリーのものが多いし、つまんでいるつもりが、思った以上に食べている場合が多い。カロリー上ではお酒を差し引いても、結構な量を摂取している人が多いのだ。
では、なぜお酒を飲んだ後にラーメンを欲するかというと、お酒に含まれているアルコールが体内に入ると、アルコールを分解しようと肝臓がフル回転する。この時、肝臓は分解の為に血糖を大量に消費する。人間は血糖が高い状態だと食欲が湧かないが、逆に低くなると「ゴハンの時間だよ」と指令が送られ、空腹ではないはずなのに、お腹が空いてくるのだ。
 だから、別にラーメンだけが飲んだ後に最適な食べ物というわけではないのだが、大量にアルコールを摂取して麻痺した嗅覚や味覚にとっては、ラーメンのような濃さがちょうどいいのかもしれない。この1杯を食べてしまえば、確実に体重が増え、明くる日の朝、胃がもたれているということは、十分にわかるのだが、この季節になるとついつい立ち寄ってしまうのが、誘惑に弱い哀しい性である。