バカとハサミはなんとやら

平日のテレビは学業に影響=米研究

[シカゴ 2日 ロイター] 平日にテレビを見る米国の学生は、見ない学生に
比べて学校での成績がよくないという傾向が、米国の研究で明らかになった。
ただ、週末にテレビを見ることは、学業に支障を来たさないことも示された。
 この研究は、9歳─15歳の学生4508人を対象に行なったもの。成人向け
映画や、有料のケーブルテレビで成人向け番組を見ている者も、学業に支障が
でていることが分かった。
 平日にテレビを見ない者の半数以上は学校での成績がよいのに対し、平日に
テレビを4─7時間見ている者のうち、成績がよい者はわずか24%に留まった
という。
 この研究を行ったアルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)の
イマン・シャリフ博士は「我々のデータは、両親が子供に対し、平日にテレビを
見たり、ビデオゲームをする時間を1時間以内に制限したり、成人向け番組を
見せないようにすることが好ましいことを裏付けるものだ」とコメントしている。 
 シャリフ博士は、成人向け番組の内容が若者の知性に与える影響について、
さらに詳しく調べる必要があると述べた。

よくないのは「学校の成績」なんだろうな、あくまでも。
しかし学校の“お勉強”だけが優れてさえいればいいのか?と言えば否、だ。
TV自体がいいものか悪いものか?は一概には評価できない。
実際、愚劣な番組もたくさんあるが、情操教育に役立つ番組は「教育」と
謳っていないチャンネルにもいくらだってある。やみくもに「テレビを観るな」
「テレビは悪影響」というのではなく、どの番組を観るか?をうまく誘導して
やったり、内容に幅を持たせて面白さを教えてやることで、興味や選択眼を
育んでやればいいのでは?と思う。


地理の先生が「今日はこんな番組があるぞ。みんなで見よう!」と紀行番組を
紹介して、海外の生活様式や文化を教えたり、歴史(大河)ドラマの翌日に
「ドラマと実際の歴史の違ったところ」や、その時代背景、人物にまつわる
エピソードを語ってやれば、歴史に面白さも感じるだろうし、奥行きも出る。


今それだけの力量のある「センセイ」も、いないのかもしれないが。