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<ウラのウラはオモテ>
W杯は(日本を除いて)いよいよ佳境にはいってきた。
そんななか、こんな記事を見つけた。
今大会限りで現役を引退するフランス代表MFジダンが意外な置き 土産をドイツに残していた。フランス公共ラジオによると、ドイツ 東部ライプチヒのサッカー競技場の関係者は26日までに、ジダンが 蹴飛ばして壊した扉を、修理せずに保存することを明らかにした。 同競技場では18日に1次リーグG組のフランスと韓国が対戦。 試合は1―1で引き分けたが、ジダンは今大会2度目の警告を受け、 次の試合は出場停止となった。ジダンは警告の不満を扉にぶつけたと 思われる。 競技場関係者は「国際サッカー連盟(FIFA)に弁償してもらおう とも思ったが、熟慮の結果、サッカー史上、最も偉大な選手の1人に 蹴られてへこんだ扉は保存することにした」と説明した。同競技場は 今回のW杯のために建て直されたばかりだった。 前回の日韓大会でもブラジル代表が決勝戦を行った横浜国際総合 競技場(現日産スタジアム)のロッカールームの壁に、ロナウジーニョ、 ロナウド、カフー、ロベルト・カルロス、リバウドら、スター選手が 直筆のサインを残し、横浜市が永久保存している。
ジダンの偉大さをこういう形で語り継ぐのは悪くない。
ところで、文化財や保護指定を受けたものなどを壊すと「器物損壊」や
「建造物等損壊」の罪*1に問われるが、この扉に対してはどうなんだろう?
もともと(ジダンに)壊されたものを保存するのだから、コッソリ直して
元通りにしてしまったら?やはり器物損壊や建造物等損壊罪?
…「修復罪」ってないよねぇ?