<国民の期待はいつも…?>

違法駐車:神戸地裁の執行官ら、駐車許可章を不正使用

神戸地裁の執行官(58)が今月1日、公務中なら駐車禁止場所でも
駐車が認められる「駐車許可車標章」を補助職員の私有車に不正使用
させて、違法駐車をさせていたことが7日、分かった。駐車違反の
民間委託制度が始まった初日だった。県警交通規制課は悪質として、
同地裁の執行官11人に交付した標章をすべて返納させた。同地裁は
今後、執行官らの処分を検討するという。
同課によると、補助職員は1日午後1時ごろ、神戸市兵庫区の国道の
駐車禁止場所に駐車。執行官も同乗し、ダッシュボードに執行官が
交付された標章を置いていた。
巡回中の民間の駐車監視員らが、標章に記された車のナンバーと駐車
している車のナンバーが違うのを発見。執行官は駐車監視員に「業務
中だった」と釈明したが、県警が4日に執行官の上司を呼び出した
ところ、食事中だったと分かり、補助職員の反則切符を切るとともに、
執行官11人の標章を返納させた。
標章は障害者の介護や公務などに必要な場合、管轄の警察署長の判断
で交付される。神戸地裁の林醇所長は「全執行官に対し、改めて法令
遵守を周知徹底した。国民の期待を裏切るような行為を行って誠に
申し訳ない」とコメントしている。
毎日新聞 2006年6月7日 12時13分

繰り返されるお役人の失態には「今さら」感がぬぐえない。
特に今回の道交法の改正については、世間がかなり過敏な反応を
しているのが明らかなのだから、かなり気を引き締めてかかって
然るべき…というのは、考えなくともわかるはず。


「少しくらいならいいや」を取り締まる人たちの
「少しくらいならいいや」という…悪い見本にしてはタチが悪すぎる。
もうそれほど期待はしていないとはいえ、裏切られるのは嫌なものだ。