<センス・せんす・扇子>

しょっぱなから某作家の長編作品もじってダジャレっぽくしちゃった。
(しかもつまらない)
別に作家名を隠す必要もないけれど、私は彼の作品といえば「ノルウェイの森」と
海辺のカフカ」くらいしか読んだことがない。
あ、「雨天炎天」と「遠い太鼓」も読んだかなぁ…?
でも、“かなぁ?”程度の記憶で内容などは忘却の彼方だ。(情けない)
たぶん彼のファンからしたら、総じてイレギュラーな作品ばかりだと思う。


彼の作品を読破しているわけではないので、何を語ったところで
知ったかぶりでしかないけれど、魅力はあの独特の「空気感」だと思う。


最近めっきり本を読む時間がなくなった。
「減った」ではなく「なくなった」が恐らく正しい。ほとんど本を読まなくなった。
生活の中で読書の時間が捻出できないわけではない。その努力を怠っているだけだ。
ただ、たまに「あ、読んでみようかな」と思う本は、その時の自分にとって必要な
心のVitaminのように感じることが多い。本との出逢いもある意味「ご縁」かな、と。


そして、努めて「本(活字)を読まなくては」と思う時は、自分の文章力のなさに
(そもそも大して文章力がないくせに、さらに低下して)愕然とした時か。
思ったこと、感じたことを自分の言葉で満足に表現できない時にはかなり凹む。


久々に本を読んでみようかな。
そんな気分だ。仕事帰りに古本屋にでも寄ってみよう。
(行きがけに寄ると、仕事中に読みたくなってしまうといけないから)

 + + + + +

そういえば、今日のタイトルにした「扇子」。(書くだけ書いてすっかり忘れていた)
以前、他県の友人に「若者が扇子を持ち歩いているのは名古屋特有だと思うよ」と
言われたことがある。最近の天気予報を見で「どこよりも暑いんだもの、当然かな」
と思ったりもする。それに、扇子を持ち歩くのは風情があって悪くないと思う。


私もそろそろ使おうかな…と部屋を探したら、普段使いが数本出てきた。
エコだクールビズだと騒がれている昨今、こうして涼をとるのも悪くないと思う。