<時には内緒にしたいことがある>

学生の頃、テスト週間(テスト前の「勉強しましょう」週間)に友達どうし「ね、勉強してる?」
「どこまでやった(勉強した)?」とお互いにさぐりをいれることがしばしばあった。
そのたびに、私はバカ正直に「んー?何にもやってないよ〜」と言っていたし、
(事実何もしてなかったあたりがダメダメなんだけどね)
友達から「全然やってない(勉強してない)よ」と言われれば、素直にそうなんだ…と
思っていた。
フタをあけてみれば、彼女たちは言葉とはうらはらに寝る間も惜しんでガリガリと試験勉強を
していたんだけど。努力していることに対して、嘘までつかなくてもいいのに。
(それでもソコソコの成績だった?ので「ふ〜ん。みんなやってたのか。なんだかなぁ」と
思ったとか思わなかったとか…ま、それは置いておいて。)
あれって、まわりを蹴落とすための策略だったのかなぁ。


一方で、何かを成し遂げようとしている時に「いま頑張っています」と公言するのは、
時に自分へプレッシャーをかけて追い込むためだったり「頑張ってるでしょ?ね?ね?」と
お情け頂戴(同情を乞う)のような気がして、あまり好きではない。
また、頑張った結果が思うほど得られなかった時、否が応でも感じる自己嫌悪だけでなく
「(頑張っても)その程度か」と人から言われたくないための自己保身かもしれない。


「頑張る」と言ったからといって、実際頑張っているかどうかはわからないし、
逆に、言わなかったからといって何もしていないとは限らない。
ただ、口先だけで「頑張ってる」と言って何もせずにいることだけは避けたいものだ。