私は「子供がニガテ」とよく言う。
もちろん、愛嬌があって可愛い子供もいるし、分別のある賢い子供だっている。
考えてみれば、子供がニガテというよりは、親として母として育てることを含めて
子供を望んでいないのかもしれない。


以前、子供がよく来る職場(病院)に勤務していた時、
待合室で自分の子供が走り回っていても、暴れていても、
何も注意しない母親がなんと多かったことか。あげく
「看護婦さんに注意されちゃうからやめなさい」と。
違うでしょ?
いまいる状況を説明して「ここは走り回ってはいけないところ」と
認識させるのが母親なんじゃないか?と悲嘆したことがあった。


そして、幸いにも私の周囲にはいない(ワイドショーではよく見かける)けれど、
とても子供の見本にはならないような愚行が平気でできる人がいたり、<子供への教育>という観点でも「もう少し知的水準が高かったらよいのに」と
思う人が普通に母親になっている。正直、嘆かわしい。


また、子供への虐待が昨今の問題としてよく取り上げられるけれど、
虐待にいたる状況(家庭環境やさまざまな個々のバックグラウンド)を
慮ると一概には言えないものの、そういう事態に至ってしまうくらいなら
子供を作らなければいいのに…と思うのも正直なところ。


なんかね。<子供を産む>ってことを、もう少しちゃんと考えようよ…と思うのですよ。<親になる>っていう自覚や責任感を、もう少し持とうよ…と思うのですよ。