<過熱しすぎかも?>

ケータイ各社、あの手この手…新制度開始まで1カ月

あと一ヶ月でMNP携帯電話番号ポータビリティ制度)が開始される。
以前より携帯電話会社のCMは明らかに多くなった。
しかし実際に「MNPになったからキャリアを変える」人は、思ったほど
いないのではないかな?と思ったりする。


「番号そのまま」キャリアが変更できるメリットは確かにある。
がしかし、料金プランや付加サービスの内容に満足できなかった人や、
機種のデザイン優先でキャリア変更する人たちにとっては、これまでも
そうだったように番号に対するこだわりはあまりないように思う。
そして、番号は変更がなくてもe-mailアドレスは変わってしまうから、
メール主体で携帯を利用しているユーザーにとっては、番号に対する
執着よりアドレスに対する執着のほうが強いのではないかな?と思う。


キャリア変更にあたって、解約や契約の手数料も発生するし、新しい
キャリアでも最新機種を使おうとすれば、機種代もいる。
そこまでお金をかけて移行する人が果たしてどれくらいいるのだろう。
一ヵ月後の結果が興味深い。


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 携帯電話の会社を変えても、今までの電話番号がそのまま利用できる「番号ポータビリティー制度」の開始まで、あと1カ月を切った。
各社とも顧客が逃げ出さないよう必死の囲い込み作戦を展開する一方、他社の顧客を奪おうと熱い戦いを演じている。
 同制度では、auのKDDIが8月上旬に先手を取り、ポータビリティーでの対応を公表。他社から新規転入してくる際の手数料を無料にして、契約事務手数料2835円をとる一方、2000円分のポイントプレゼントを実施する。他社転出の際の手数料は2100円。
 同社の小野寺正社長は新規転入の事前予約について、数字こそ明かさないが、「順調に増えている」と自信を示している。
 NTTドコモ、ソフトバンク傘下のボーダフォン(10月からソフトバンクモバイル)も8月末までに手数料などを発表。転出手数料や事前予約でもらえるポイントは横並びだが、契約事務手数料はドコモだけが3150円とやや割高だ。
 ただ、これらの手数料ベースではほとんど差がないのが実情で、各社はそれぞれの持ち味で勝負をかけている。
 「着うたフル」などの配信サービスでシェアを伸ばしてきたauは、ヤマハと共同で高音質携帯12機種を秋冬向けに早々と投入。得意の音楽分野で、「iPodに負けない」という音質をウリに攻勢をかけている。
 シェアトップのドコモは慎重な姿勢だ。同制度の専用パンフレットを作成し、他社との料金やサービスを徹底的に比較。総合力で勝負する。
 ボーダフォンは、シャープと組んだワンセグ(地上波デジタル放送サービス)対応の携帯電話機などのヒット商品を武器に、新規顧客の取り込みを狙う。さらに大量の新機種が投入される見通しで、なんとか2強に食らいつく構え。
 ただこの制度では、携帯電話番号のほかは、メールのアドレス帳やダウンロードしたコンテンツなど、内部にあるデータを完全に引き継ぐことができないという難点もあるため、携帯会社の乗り換えが一気に進むかは微妙な状勢。先が見えてこない中、新制度は10月24日にスタートする。