<すれ違った時は振り返ってみるといい>

早番で早起きしたくせにこうして更新なんかしてると遅刻が危ぶまれるが、
思いついた時に書いておきたいと思ったので、乱筆で走り書き程度に。


最近、私のまわりは不協和音を奏でているカップルが非常に多い。
(残念ながら別れてしまった人たちもいる)

その原因のほとんどが「相手のことが理解できない」とか
「相手が自分をわかってくれない」というものだ。
それって、ちゃんと努力した末に導き出した結論だったのだろうか?


付き合って間もないカップルなら、どこもたいていはラブラブだ。
お互いが好きで気になってしょうがない。相手のことを「もっと知りたい」と
思うだろうし、自分を「もっとわかってもらおう」と思うはずだ。


時が経つにつれ、いろんなことがわかるようになり、皆まで言わなくても
(聞かなくても)相手の気持ちや状況を察することができるようになる。
お互いの痛いところやかゆいところだって、なんとなくわかるようになる。
でも、そんな時期には次第に相手への甘えや慢心が大きくなっているのかもしれない。
前よりも、相手を思いやる気持ちが減ってはいないだろうか?
相手の失敗や至らなさを叱責するばかりで、許す余裕がなくなってはいないだろうか?
余裕がない時ほど、人は「自分は」「自分は」と最小単位でしかモノを考えられなくなる。


「相手のことが理解できない」?
本当に理解しようとしている?わからないことを「わからない(から説明してみて)」と
たずねてみただろうか?聞きもせずに耳を塞いでいないだろうか?
不快に思うことをされた(言われた)時に、なぜそうした(言われた)のか、を
聞いてみたのだろうか?


「自分をわかってくれない」?
もともと他人どうしが出会ったんだからわかってもらいたいなら、そのように
自分の意見や感情をつたえるべく意思表示をしているのだろうか?
ただ大声をあげて泣いてばかりいたら、赤ちゃんと一緒だ。
単に怒る、泣く、拗ねるだけではなく、その理由を相手に言っているかが問題。
「言わなくても」「聞かなくても」わかるのは超能力者だけだ。


お互いが相手を慮る余裕がなくなった時こそ、あえて相手と向き合ってみて欲しい。
付き合い始めの頃の気持ちを、思い出してみて欲しい。
静かに私はエールを送っている。